バージョンの違いでプロジェクトが開けないときの解決法

困った時に役に立つ

Premiere Proのプロジェクトにはバージョンの違いがあります。
現在の最新は、「Premiere Pro 2022」ですが、2021、2020、2019のバージョンを使用している人も多いと思います。

1人で編集する分にはバージョンの違いを気にする機会も少ないですが、仕事など他の人とプロジェクトのやりとりをする場合、問題になってくるのがこのバージョンの違いです。

プロジェクトが開けないわけ

Premiere Proは、上位のバージョンで作られたプロジェクトを下位のバージョンで開くことができません。例えば、2021バージョンで作成したプロジェクトは、2020バージョン、2019バージョンでは開けません。


例えば、2021バージョンのプロジェクトを2020バージョン開こうとした場合、
「このプロジェクトは新しいバージョンのAdobe Premiere Proで保存されたので、このバージョンでは開けません」と表示されてしまいます。

そんな時のために、便利なサイトがあります。

プロジェクトをダウングレードできるサイト

プロジェクトを開けるようにするには、プロジェクトを「ダウングレード」する必要があります。その方法として、「PREMIERE PROJECT DOWNGRADER」というサイトを使用します。

Premiere Project Downgrader - Free prproj Version Convert
Open newer Premiere projects in older versions of Premiere. Downgrade prproj files to previous version with this tool.

 

サイトの使い方

「ファイルを選択」をクリックして、変換したいプロジェクトを選択します。


「Convert」をクリックすると、変換されたファイルがダウンロードされます。


③変換したファイルを開くと、下記のような画面が表示されます。
 「参照」を押して、プロジェクトファイルの保存先を選びます。

「OK」をクリックすると、ダウングレードしたファイルが保存されます。
「(元々のファイル名)-downgraded_1.prproj」というファイル名になります。

プロジェクトファイルが重いと変換できない場合がありますが、よほど重くない限り変換できます。
 

シロクマ
シロクマ
このサイトを使えばほとんどのプロジェクトは開けますが、このサイトでも開けない時があります。そんな時に役立つ便利な”アプリ”があります。

プロジェクトをダウングレードできるアプリケーション

Premiere 2021(15.0以降)で作られたプロジェクトはPremiere 2019 で開くことができません。「PREMIERE PROJECT DOWNGRADER」のサイトを使っても開くことはできません。

「プロジェクトを読み込めません。壊れているか、古い要素が含まれています。」
と表示されます。

そんな時、おすすめなのが「ProjectVerDown」というアプリケーションです。
「ProjectVerDown」は、Premiere Proのプロジェクトファイルをダウングレードすることができます。このアプリでプロジェクトを変換することにより、どのバージョンのPremiereでもプロジェクトが開くようにできます。

使用するには購入する必要があります。
有料ですが、開けなくて困っている時には大変役に立つ便利なアプリです。

  Mac版 Windows版
「ProjectVerDown」価格 490円 490円


Mac版は、Mac App Storeから購入できます。

‎ProjectVerDown
‎上位のバージョンで作られたPremiereプロジェクト(.prproj)は、 それよりも下位のバージョンのPremiereで開くことが出来ません。 ProjectVerDownで、Premiereプロジェクト(.prproj)を変換することにより、 どのバージョンのPremiereでもプロジェクトが開くようになります

 

Windows版は、マイクロソフトのホームページから購入できます。

Get ProjectVerDown from the Microsoft Store
Premiereプロジェクトファイルをダウングレードするアプリケーションです。 上位のバージョンで作られたPremiereプロジェクト(.prproj)は、 それよりも下位のバージョンのPremiereで開くことが出来ません。 ProjectVerDownで、Premiereプロジェクト(.prproj)を変換す

 

アプリの使い方

操作はとても簡単です。
アプリケーションを起動して、変換したいファイルを選択するだけです。

変換する際、チェック項目が2つあります。
「Downgrade from 2021 to 2019 or earlier.」と
「Delete unsupported(2019) effects.」という項目です。

「Downgrade from 2021 to 2019 or earlier.」
チェックをつけた場合、2019に合わせたデータへ修正を行います。

「Delete unsupported(2019) effects.」
チェックをつけた場合、オーディオエフェクトの「クロマノイズ除去」と「リバーブを除去」を削除します。2021バージョンもしくは2020バージョンでこれらのエフェクトを使用しているとPremiere 2019で開くことができません。


Premiere 2021のプロジェクトを2019で開く場合は両方にチェックをつけておくのがオススメです。2020で開きたい場合は両方にチェックをつけなくて大丈夫です。

シロクマ
シロクマ
上記のようなサイトやアプリがあるのを覚えておくと、イザという時に役立ちます。

コメント

  1. 匿名希望 より:

    こちらの情報で助かりました。