印象が変わる！映像の一部の色のみ残して白黒（モノクロ）にする方法

映画やドラマで白黒（モノクロ）の映像に一部分だけ色がついたシーンがあります。
強調したい部分の色を残すことで、よりそのシーンを印象的に見せることができます。
この記事では、映像の一部の色のみ残して白黒（モノクロ）にする方法を紹介します。

エフェクト「色抜き」の使い方

映像の一部の色のみ残して白黒（モノクロ）にできる方法があります。
「色抜き」というエフェクトを使います。

プロジェクトパネルの
「エフェクト」から
「ビデオエフェクト」
→「カラー補正」
→「色抜き」
を選択します。
検索で「色抜き」と入力しても構いません。

「色抜き」をエフェクトをかけたいクリップにドラック＆ドロップします。
するとソースモニターに「色抜き」の細かい設定画面が表示されます。

「保持するカラー」「色抜き量」「許容量」「エッジの柔らかさ」「マッチングの適用」の項目を設定、調整していきます。

まずは、保持するカラーの設定を行います。
スポイトのマークを押して、映像の中の白黒にせずにそのまま残したい色を選択します。
ここでは、金魚の赤色のみを残したいと思います。

残したい色を選択したら、次に色抜き量を１００％にします。
色抜き量はパーセントが大きくなるほど色が抜かれ白黒になります。

これで、背景は白黒にできましたが、金魚の赤がうまく残っていません。
こんな時は、「許容量」「エッジの柔らかさ」「マッチングの適用」で調整します。
これらは映像によってどう調整するかが決まるので、試しながら設定してみてください。
マッチングの適用で色相を使用にするとうまくいく事が多いのでオススメです。

下記のように金魚の赤色を強調した映像にすることができました。