タイムライン上での編集しやすいクリップの整理の仕方

編集の基本

編集する素材が多くなればなるほど、タイムラインにのせるクリップも多くなります。
クリップが少ないうちは良いのですが、多くなってくるとどこに何の素材があるのか分かりにくくなります。

つまり、クリップをきちんと整理しておくと編集がスムーズにいきます。
この記事では、タイムライン上でのクリップの整理の仕方を紹介します。

トラックごとに並べる素材を分ける

シーケンスには素材を並べる「トラック」ります。
●映像ならV1、V2、V3・・・
●音声ならA1、A2、A3・・・
と表示されます。

トラックは追加して増やしたり、削除して減らしたりすることが出来ます。
素材が少ないと使用するトラックも少ないですが、素材が多くなると使用するトラックも自然と増えてきます。

 

例えば、同じシーンをカメラ2台で撮影した場合、トラックは2つ使用します。
編集する前の素材を並べた状態の時は、整理されていて分かりやすいです。

 

しかし、編集が進むにつれてタイムライン上はデコボコになっていき、さらにインサートやテロップを並べると使用するトラックはもっと増えます。

 

編集点が多くなったり、テロップが増えていくと編集も大変になっていきます。
そこで、重要なのは、どのトラックには何の素材を並べるかを決めておくことです。
「このトラックにはこの素材を並べる」
とあらかじめ決めておけば複雑にならずに済みます。

例えば・・・
●トラックV1:カメラ1で撮影した素材
●トラックV2:カメラ2で撮影した素材
●トラックV3:インサート
●トラックV4〜5:テロップ
と決めておくのです。

1つのトラックに色々な素材があると分かりにくいので、”この素材だけのせる”というルールを作るのです。
 

ムダにトラックを増やさないためのポイント

タイムライン上のクリップは、上段のトラックに並べてあるクリップが優先して表示されます。(V1とV2に重なっている場合、V2の素材が表示されます。)

編集していて、V1のクリップを表示させたい場合、下記の画像のようにV3に移動させないといけません。
でもこの方法だと、トラックがわかれてしまいます。


V2にあるクリップを削除する方法もあるのですが、後でその部分が必要になるかも知れません。そこで、移動させるのではなく、そのクリップを”非表示”にします。
クリップ自体はそこにあるけれど見えない状態にするのです。

非表示にしたいクリップを右クリックして、「有効」の項目をクリックしてチェックを外します。


左の画像のように、色が変わり非表示になります。
元に戻したい時は、再度「有効」の項目をクリックすればいいです。

 

素材ごとにクリップに色をつける

クリップを整理しやすく方法として素材ごとに色をつける方法もあります。

この素材は、この色と決めておけば
何の素材かが分かりやすくなります。

 

色のつけ方は、プロジェクトパネルの素材を右クリックして「ラベル」にカーソルを合わせます。
すると、色の候補が表示されるので、つけたい色を選択します。その後、タイムライン上に並べるとその色がついています。


シロクマ
シロクマ
編集しやすくするためには、タイムライン上にあるクリップを整理することが重要です。できるだけ分かりやすくしましょう。

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