映画のワンシーンなどで、ピントの合っていないぼやけた映像から徐々にピントが合ったくっきりした映像を見ることがあります。本来は撮影の時に、ピントを調整することでそういった撮り方をするのですが、エフェクトを使うことでも再現できるようになります。
そもそもピントとは
「ピント」とは”焦点”という意味です。
ピントと似た言葉に「フォーカス」という言葉がありますが、ピントを合わせることをフォーカスと言います。
<ピントが合っているとき>
通常見る映像は、ピントが合っているので対象物がくっきりと見えます。
<ピントが合っていないとき>
ピントがズレていると、輪郭が曖昧になりぼやけた映像になります。
ピントをズラした状態から合わせる方法
ピントがズレたように見せるには、「ブラー」というエフェクトを使用します。
プロジェクトパネルのエフェクトから
「ビデオエフェクト」
→「ブラー&シャープ」
→「ブラー(ガウス)」
を選択します。
もしくは、検索で「ブラー」と入力すれば出てきます。
「ブラー(ガウス)」を選択したら、
ピントをズラしたいクリップに
ドラッグ&ドロップします。
クリップを選択した状態で、ソースモニターのエフェクトコントロールを開くと「ブラー(ガウス)」の項目が追加されています。
ピントをズラしたい始めの位置に再生ヘッド(青いバー)を合わせて、ブラーの左横の時計のマークをクリックします。
ブラーの右横にある数値を変更します。
数値を大きくするほど、ピントがズレた映像なります。数値を変えながら調整します。
ピントを元に戻したいところに再生ヘッドを合わせて、数値を「0.0」にします。
これで、ピントをズラした状態からピントが合う映像にできます。
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