編集の重要な要素の1つに「トランジション」があります。
「トランジション」とは映像のカットとカットの間をつなぐための効果(エフェクト)のことです。「トランジション」には、”移り変わり”や”移行”の意味があります。
映画やドラマでは、カットとカットを徐々に重ね合わせて次のカットへと移行していく
「ディゾルブ」と呼ばれる手法が多く使用されています。
時間経過を表したり、回想シーンへの転換に使われたりします。
ディゾルブの使い方
エフェクトから
「ビデオトランジション」
→「ディゾルブ」
を選択します。
または、「ディゾルブ」と入力して検索すれば表示されます。
「ディゾルブ」を適用させたい2つのクリップの間にドラッグ&ドロップします。
これでディゾルブを反映させる事ができます。
ディゾルブの種類
Premiere Proには、ディゾルブがいくつか種類があります。
この記事では、「ディゾルブ」「クロスディゾルブ」「フィルムディゾルブ」「ホワイトアウト」「暗転」の5種類の効果について紹介します。
ディゾルブ
カラー情報の追加、差し引きで変化するディゾルブです。
中間地点では、白っぽく明るくなる印象があります。
クロスディゾルブ
前のクリップをフェードアウトしながら、次のクリップにフェードインします。
ディゾルブと違い、明るさに大きな変化はありません。
フィルムディゾルブ
見た目に違和感が生じないディゾルブです。
暗転
前のクリップを黒にフェードし、黒から次のクリップにフェードします。
ホワイトアウト
前のクリップを白にフェードし、白から次のクリップにフェードします。
それぞれのディゾルブを画像で比較
それぞれのディゾルブを同じ部分で比較すると下記のようになります。
単純に、カットを徐々に重ね合わせて次のカットへと移り変わらせるのであれば、
「クロスディゾルブ」か「フィルムディゾルブ」が自然に見えます。
<ディゾルブ>
<クロスディゾルブ>
<フィルムディゾルブ>
<ホワイトアウト>
<暗転>
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