編集で多く行うのは、クリップの並べ替え、不要な部分のカットなど。
なので、この作業が素早くできると編集のスピードも上がります。
この記事では、少しでも作業効率を上げるためにおそらく1番早い方法を紹介します。
”クリップの削除”で早い方法
①②③の3つのクリップが並んである状態で、②のクリップを消去し間を詰める。
この編集をする場合どうするのが1番早いでしょうか?
1番早いのは、②のクリップを選択した状態で、「リップル削除」をするやり方です。
クリップを選択した状態で、右クリックをします。
「リップル削除」をすると、そのクリップが削除され、それより後にあるクリップは前に移動できます。
リップル削除は右クリックからでもできますが、1番早いのは、キーボードショートカットを使う方法です。リップル削除は、「Shift」+「Delete」キーの同時押しでできます。
ここでは、「Final Cut Pro 7.0」の元々の設定である「Shift」+「Delete」の同時押しとします。キーボードレイアウトを操作することで、自由に設定できます。
よくやってしまいがちなのが、
クリップをDeleteキーで消去してから、さらにギャップ(空白)をDeleteキーを押して間を詰めるやり方です。この方法だと2段階になってしまうので、「リップル削除」の方が早いです。
”クリップの並び替え”で早い方法
①②③④の4つのクリップが並んである状態で、②のクリップを③と④の間に入れる。この編集をする場合どうするのが1番早いでしょうか?
1番早いのは、②のクリップをリップル削除をしてインサートペーストします。
まず、②のクリップを選択してコピーします。
(コピーのショートカットは「command」+「C」の同時押し)
次に、②のクリップをリップル削除します。
最後に、再生ヘッド(青い縦線)を③と④のクリップに間に合わせてからインサートペーストすればOKです。
「インサートペースト」を使うと、ペーストされたクリップ が上書きされず、
クリップの間に割り込むように挿入されます。すでにあるクリップは消えずに後ろに移動します。
(インサートペーストのショートカットは、「Shift」+「V」の同時押し)
ここでは、「Final Cut Pro 7.0」の元々の設定である「Shift」+「V」の同時押しとします。
”クリップを伸ばす”早い方法
①②③のクリップが並んである状態で、②のクリップの続きを伸ばす。
この編集をする場合どうするのが1番早いでしょうか?
クリップを伸ばすには、「リップルツール」の機能を使います。
リップルツールの機能を使うと、クリップのイン点・アウト点を変更できます。
リップルツールの機能を使うには、ツールパネルにある上から3番目のマークを選択します。
マークを選択して、クリップの間に移動させると黄色いマークに変わります。
その状態で、右にドラックするとクリップを伸ばすことができます。
リップルツールでクリップを伸ばしても、後ろのクリップは上書きされません。
そのまま後ろに移動します。
ツールパネルから選択するよりも、ショートカットを設定するとより効率よく編集ができます。自分がやりやすいように設定すると良いでしょう。
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