クリップに斜線が入り正しく表示されない時の解決法

困った時に役に立つ

人から受け取った編集されたプロジェクトを開くと、クリップに斜線が入り正しく表示されない時があります。

<斜線が入ったクリップは縞模様のように表示される>


斜線が入ったクリップは、黒い画面しか表示されなかったり、全然違う画に変わっていたりすることがあります。この記事では、そんな時の解決法を紹介します。

クリップに斜線が入り正しく表示されない原因

クリップに斜線が入り正しく表示されない原因は、そのクリップのリンク先が間違っているからです。クリップをリンクさせる上で重要なのは「ファイル名」です。
なぜなら、クリップとメディアをリンクするために必要な情報こそが「ファイル名」だからです。

 
Premiere proでは、同じファイル名”がある場合、”同じデータ”だと認識されてしまいます。中身は全く違う動画データでも、同じ動画データという扱いになります。
”同じファイル名”の素材が複数あると、中身は違うにも関わらず同じ素材が存在する事になってしまいます。
 

左の画像のように
同じ名前の動画データが2つあると
中身は違っても、
「同じファイル名」=「同じ動画データ」
だと認識されます。

このような状態だと、人が見ても分かりにくいです。

 

斜線が入ったクリップを正しく表示させる方法

斜線が入ったクリップを正しく表示させるには、そのクリップを1度オフラインにしてから、正しいメディアを選択して再リンクさせます。

斜線の入ったクリップを選択した状態で
右クリックをします。
表示される項目の中から
「オフラインにする」
を選択します。

 

メディアオプションの画面が表示されるので、OKをクリックします。

 

これで、一度オフラインにできました。
見えづらいですが、茶色の横線が薄っすらと見えます。

 

もう1度クリップを右クリックをします。
今度は「メディアをリンク」を選択します。

 

「メディアをリンク」の画面が現れるので、「検索」をクリックします。

 

クリップを選択する画面が現れるので、
正しいリンク先をクリックします。

 

再リンクできると斜線がなくなり、
通常のクリップの表示になります。

 

間違ったリンクを起こさないための対処法

間違ったリンクを起こさないようにするためには「ファイル名」のつけ方に気をつけないといけません。同じファイル名を作らないようにしましょう。

例えば、簡単なのでやりがちですが、ファイル名に「001、002、003・・・」と数字だけの名前をつける人もいると思います。
ですが、簡単すぎる名前は同じファイル名が出来る可能性が高くなるので、他のファイル名と被らない名前にした方が得策です。

動画の内容や日付、撮影した場所など、ファイル名にデータの情報を足す事で、同じ名前のファイルができるのを防ぐ事ができます。

 
「イメージ再現001、イメージ再現002、イメージ再現003・・・」
「○月○日撮影001、○月○日撮影002、○月○日撮影003・・・」
「○○公園001、○○公園002、○○公園003・・・」
など分かりやすい名前がオススメです。

 

しろくま
しろくま
「ファイル名」はその素材の情報を足して分かりやすくする事で、間違ったリンクを防ぐだけでなく素材の整理もしやすくなります。

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