基本的に、映像(ビデオクリップ)と音(オーディオクリップ)は1セットで編集します。
ですが、リンクを解除することで映像と音を別々に編集できます。
リンクを解除する方法
通常、ビデオクリップとオーディオクリップはリンクされており、片方を移動するとリンクされているもう一方も移動します。ですが、リンクを解除することによってそれぞれのクリップを別々に編集することが可能になります。
ビデオクリップとオーディオクリップがクリックしていると動画と音の両方が、白い枠で選択されます。
画と音を別々に編集したいときは、赤い枠のマークをクリックします。
「リンクされた選択」のマークです。
この機能を解除すると、動画と音それぞれ単独で選択することができます。
クリップを選択しても、画しか白い枠で選択されなくなります。音を選択すれば、音だけ白い枠で選択されます。
ビデオクリップとオーディオクリップをズラすとタイムライン上では下記のように表示されます。ズラすと、ズラした時間だけ赤文字で表示されるので、1目で分かります。
リンクを解除する事で編集の幅が広がる
リンクを解除することで、編集の幅が広がります。普段見るテレビでもよく使われています。
テレビ番組の「食リポ」を例に見てみましょう。
撮影の時はこういう流れです。
これだけだと、肝心のラーメンの画が見れないので、ラーメンは別で撮影します。
放送では、出演者が「おいしい」など料理の感想を言っている途中で、料理のインサートが入ります。シーケンスに並べるとこのようになります。
味の感想を言っている上の段にラーメンの画を並べます。
ラーメンを撮影した時の音は、雑音なので使いません。
この編集を行うことで、映像はラーメン、音は出演者のコメントになります。
ずっと出演者の顔でも良いのですが、ラーメンの味のことを話しているのだから、ラーメンそのものを見たいと思うわけです。
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